Pasar Melayu は、現在準備中です。

2021/05/22 18:00

こんにちは。

Pasar Melayuです。


Pasar Melayuとはマレーシア語でマレーシア・マーケットの意味です。

ブログでは多民族国家マレーシアのさまざまなグッズを紹介しています。


今回はペアのどんぶりです。



横から見た柄も特徴的なのですが、上から見るとさらに独創的です。



日本ではあまり見かけないような柄なのですが、どこかマレーシアっぽさを感じる器です。

というのもこれまでのブログでも紹介した通り、イスラム美術の特徴に当てはまるからです。

※前回までの記事はこちら(【マレーシア小物】イスラムタイルの花柄がかわいい鍋敷き【マレーシア小物】イスラムタイルの花柄がかわいい鍋敷き 第二弾【マレーシア小物】イスラムタイルのコースター4種アソート


これまで紹介したタイル素材ではありませんが、シンメトリーで青色、植物を模ったような柄になっているのは共通点かと思います。

サイズもH75×W150×D150mmと通常のどんぶりサイズなので、この器で食べると食事が楽しくなりそうですね。


さて、日本でどんぶりといえば、牛丼、鰻丼、海鮮丼などなど様々な種類がありますが、マレーシアではどんぶりものがあまりありません。


理由は簡単で器を口に運んで食べるのはマナー違反だと言われているからです。

器を手で持ち上げることもあまりありません。


例えば、日本食レストランに行って味噌汁を頼んでも必ずスプーンか蓮華がついてきます。

下の写真はマレーシアのやよい軒で食べたチキン南蛮定食です。

おそらく、日本のやよい軒でこのセットなら蓮華は付かないかと思います。

(チキンの切り方が想像と違いましたが、おいしかったですよ)



また、マレー系やインド系のマレーシア人は手でご飯を食べるときもあります(ほとんど自民族の料理)。

こちらは日本と逆ですね。


ちなみに同じマレーシア人でも中国系の方はお箸を使うので、同じ地元の料理を食べるマレーシア人でも人種によって食べ方が違います。

それぞれの伝統文化や習慣があり、混じるところは混じりますが、守るべきものは守る。

3つの文化が幾度も混じり合って新しいマレーシアの独自文化ができるだけでなく、お互いが干渉しすぎて不快にならないように適度な距離もあけています。

その合理性が多民族国家を維持できている理由かもしれませんね。


このどんぶりもご飯だけでなく、さまざまな食べ物を入れてみてください。

きっと料理の目線が変わることでしょう。

どんぶりの模様と色がいつもの食事を新たな発見へとアレンジしてくれるかもしれませんね。